昨年春、まだ肌寒い時期に監督から ”恋のものがたり” を作る企画が届き、その後まもなく制作が決定しました。
写真は、その最初のメインスタッフミーティングの様子です。
まだ監督の胸の内にしか形が無いなか、
何を作るのか、何のために作るのか、誰に向けて作るのか、
そんなことをスタッフに浸透させるべく言葉を選んで伝えておられたように思います。
最終的に100人を越えるスタッフに作品の意図を伝え、チームをまとめ上げる。アニメーション監督の大事な能力の一つです。
昨年11月、「言の葉」最初のキャストミーティングです。
声優さんのオーディションを開催する前に、
今作での音響コンセプト、それぞれの登場人物の生い立ちや性格、
今回望む声、など"声"に関する詳細を監督が語ります。
監督は画・物語・言葉だけでなく、「音(音楽・声・効果音)」にも強烈な拘りを持たれています。なかでも"声"に関しては独自のモノサシがあり、特にその人の持つ"地声"を大切にします。
毎度キャスティングにも膨大な時間と労力が掛かります…